〈メニエール病と耳鳴りの原因—自律神経の乱れとストレスの関係〉

こんにちはボディコーチ院長上野です!
先月から当院に通われている50代女性のお客様は、2か月前から急に耳鳴りが始まり、病院での検査の結果『メニエール病』と診断されました。

この疾患は、内耳の前庭器官—バランス感覚と聴覚を司る重要な部分における機能障害が原因で発症します。

メニエール病の主な原因と仕組み

メニエール病は、内耳に存在する内リンパ液が過剰に分泌されたり排出が阻害されることで、内耳の圧力が上昇し、前庭器官や蝸牛に影響を与えることで発症します。この圧力変化が、バランス感覚や聴覚に影響を及ぼし、特徴的な症状を引き起こします。

主な原因として、以下の要因が挙げられます。

  • 過剰なストレス: 日常生活や仕事環境でのストレスの蓄積
  • 加齢や体質: 内耳液の排出異常や遺伝的な要因
  • 生活習慣: 運動不足や睡眠不足、不規則な生活

メニエール病の代表的な症状

この病気には以下のような症状が現れることが特徴です。

  • 耳鳴り: 持続的な高音や低音が聞こえる。
  • めまい: 突然の回転性めまいが数分から数時間続くことがある。
  • 聴力の低下: 特に低音域の聴力が影響を受けやすい。
  • 耳の閉塞感や感覚異常: 耳が詰まったような感覚が現れる。

治療法としては、薬物療法、ストレス管理、食事療法、そして整体などの身体的アプローチが推奨されます。

ストレスと自律神経の関係

今回のお客様は、昨年から環境の変化や仕事の多忙さで過剰なストレスを抱えたことが、発症のきっかけになった可能性があります。ストレスは、適度であれば身体にとって必要なものですが、過剰に蓄積すると自律神経のバランスを崩します。

自律神経が乱れると、以下のような症状が現れることがあります。

  • 耳鳴りやめまい
  • 肩こりや頭痛
  • 腰痛
  • 不眠や過敏性腸症候群
  • 胃の不調や生理痛

自律神経を整えるためのアプローチ

自律神経の乱れを防ぐためには、日々のストレスケアが重要です。特に以下のような生活習慣の改善が効果的です。

  • 規則正しい生活: 早寝早起きや十分な睡眠を心がける。
  • 身体を温める: 湯船に浸かり、リラックスする時間を持つ。
  • 適度な運動: 軽いストレッチやウォーキング。
  • 趣味を楽しむ: リフレッシュする時間を作る。

さらに、整体も非常に有効です。整体では、身体の歪みを整え、硬くなった筋肉をほぐすことで血流を促進し、自律神経のバランスを整えるサポートを行います。

過去耳鳴りに対して有効だったエクササイズ

以前、耳鳴りのお客様に勧めたエクササイズが有効なものがありました。
それは耳の周りをマッサージしたり、耳を引っ張ってぐるぐる回したり、耳の穴に指を入れてぐりぐり回すことです。これにより耳の内部の内耳液やリンパの循環を促すことができます。
ぜひお風呂に入っている時にでも行ってみてください。

整体で耳鳴りやメニエール病が改善できるとは断言できませんが、整体は身体全体の状態を整え、血流を促し、自律神経の乱れを改善する手助けになることは間違いではありません。

すでに症状が出ている方や今後が心配な方の中で、もしも少し整体を試してみたいという方がいらっしゃいましたらお気軽にお問い合わせくださいね。