こんにちは、ボディコーチ院長の上野です!
ある日身体に重だるさや痛みを感じ、まぁそのうち治るだろうと思っていたが、一向に治らない。仕方がなくと当院に来院される方も珍しくありません。
本来身体には自然治癒力が備わっており、限度はありますがケガや病気は自然と治るものです。
しかし、中には自然には治らず放っておくとどんどん悪化するものもあるので、どこかのタイミングで適切な処置が必要です。
50代女性の膝痛のケース
この方はある日からひざの痛みを感じるようになりました。特に転倒や外傷などの明確な原因はなく、「そのうち治るだろう」と思い病院にも行かずに半年近く放置していました。しかし、一向に改善の兆しが見えず、むしろどんどん悪化してきたので心配になり当院を受診されました。
症状の詳細
- 膝周りに軽度の関節水腫(膝に水がたまる状態)
- 膝の屈曲制限があり、完全に伸ばせない
- かかとが臀部につかず、正座ができない
- 平坦な道は問題なく歩けるが、坂道や階段の昇降が困難
まずは整形外科でのレントゲン検査を推奨しましたが、病院嫌いとのことで、当院の施術を継続する方針となりました。
急性痛と慢性痛の違い
痛みには「急性痛」と「慢性痛」があります。
急性痛とは?
- 短期間(通常3か月以内)に発生する痛み。
- 具体的な原因(ケガ、炎症など)があり、適切な処置または何もしなくても比較的早く改善する。
慢性痛とは?
- 3か月以上続く痛みを指す。
- 痛みの原因が深部まで広がり、神経系にも影響を及ぼす。
- 治るには時間がかかる。
本ケースのように半年以上続く痛みは「慢性痛」に分類されます。慢性痛は放置するほど治りにくくなるため、早期の対処が重要です。
自然に治る痛みと専門的な治療が必要な痛み
痛みが自然に消えるかどうかの判断は難しいですが、一般的な目安として「1か月以上続く痛みや違和感」は専門家の診察を受けることを推奨します。
受診が必要な症状のポイント
- 1か月以上痛みが続く
- 日常生活に支障をきたす(歩行困難、階段の昇降がつらいなど)
- 夜間痛や安静時の痛みがある
- 腫れや熱感がある
これらの症状がある場合、放置すると慢性化し、改善が難しくなるため、病院や整体院の受診をおすすめします。
施術結果と早期対処の重要性
この50代女性のケースでは、10回ほどの施術で膝の可動域が改善し、ほぼ痛みがなくなりました。しかし、もっと早く来院していれば、ここまでの回数をかけずに改善できた可能性があります。
早期治療のメリット
- 短期間で改善しやすい
- 関節や筋肉の悪化を防げる
- 生活の質(QOL)が向上する
まとめ
1か月続く痛みは放置せず、病院や整体院で適切な診察・施術を受けること」が、早期改善の鍵となります。特に膝痛は放置すると関節の変形や運動機能の低下を招く恐れがあるため、早めの対処を心がけましょう。
膝の痛みや違和感がある方は、お気軽にご相談ください。
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