少し前から当院にいらしている60代女性の方は、半年前から左ひざが痛むそうです。特に思い当たる原因はありません。本人もそのうち治るだろうと思っていて病院に行かなかったそうです。
そして半年がたち全く治る気配がないため当院にいらっしゃいました。
状態を見せていただくと、膝周りに少し水がたまっていて、屈曲したまま伸びきりません。かかとがお尻にもつかず、もちろん正座もできません。普通の道は問題なく歩けるようにはなったようですが、坂道や階段はつらいとのこと。
まずは整形外科でレントゲンを勧めましたが病院は嫌いとのことなので、とりあえずしばらく当院の施術で改善を試みることにしました。
痛みは大きく急性痛と慢性痛に分けることが出来ます。定義的には3か月以上たつ痛みの事を慢性痛とするそうですが、この方の膝の痛みはもう半年がたっているので慢性痛になります。慢性痛は急性痛と違って痛みを作る原因が深く広範囲に浸潤してしまい改善させるには時間がかかるようになります。急性の時点では痛みの原因がピンポイントなので適切な処置をすれば慢性痛に比べると改善しやすいです。
従って、どこかに痛みがで始め、それを放っておくほど改善に時間がかかるというわけです。でも様子を見ていればそのうち治る痛みも多々あります。
自然と治る痛みなのか、病院や整体院に行かないと治らない痛みなのかの判断は難しいですが、やはり1か月経ってもすっきりしなければどこかに受診を勧めたいです。それ以上たつと慢性化してしまい改善しにくくなるからです。
ちなみに、このお客様のひざ痛は10回ほど続けて施術をした所ほぼほぼ改善できた感じです。(もっと早く来てくださればこんなにかからなかったはずです)
もう一度お伝えします。1か月続く痛みや違和感はそれ以上様子を見ても自然に治らないため、
ぜひ病院や整体院に行ってみてください。