【梅雨の体調不良の原因と整体による対策】〜梅雨時期を快適に乗り切るために〜

こんにちは整体院ボディコーチ 院長の上野です。
梅雨が近づくこの季節、「なんとなく身体がだるい」「関節や古傷が痛む」「頭痛や肩こりがひどくなる」といった声を多くいただきます。実際に、梅雨入りとともに体調不良を訴えるお客様が増加する傾向があります。

なぜ梅雨になると体調が悪くなるのでしょうか?今回は、梅雨時期の不調の主な原因と、その対策として整体がどのように役立つのかを解説していきます。

梅雨に体調を崩す5つの主な原因

1. 気圧の変動による自律神経の乱れ

梅雨時は低気圧が続き、気圧の変動が激しくなります。この変動により、自律神経のバランスが乱れ、頭痛、めまい、倦怠感、イライラ、不眠などの症状が起きやすくなります。

自律神経は交感神経と副交感神経のバランスで体内の機能を調整していますが、気圧の変化は交感神経を優位にし、常に「緊張状態」に陥りやすくなるのです。これが長引くと、体調全般に悪影響を及ぼします。

2. 高湿度による体温調節機能の低下

梅雨特有の高い湿度は、汗が蒸発しにくくなることで体温が下がりにくくなり、体に熱がこもって疲労感が増します。また、湿度が高いと皮膚がべたつきやすく、皮膚の代謝機能も低下しやすくなります。

その結果、むくみやだるさ、冷え、重だるさなどを感じる方が多くなります。

3. 関節や筋肉のこわばり・痛み

気圧や湿度の変化は、関節包(かんせつほう)や筋膜(きんまく)にある感覚受容器に影響を与えることが知られています。これにより、関節痛・神経痛・筋肉のこわばりが出やすくなります。

梅雨の時期に腰痛や肩こり、関節の違和感が悪化するのはこのためです。慢性的な痛みを抱えている方は、特に注意が必要です。

4. 日照不足によるメンタルの不調

梅雨は曇りや雨の日が多く、日照時間が少なくなります。これにより、「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンの分泌量が減少し、気分の落ち込みや不安感を感じやすくなります。

とくにストレスを感じやすい方や、季節性うつ(季節性感情障害)の傾向がある方は、早めの対策が重要です。

5. 睡眠の質の低下

湿気が多いことで寝苦しさを感じやすくなり、深い睡眠(ノンレム睡眠)が妨げられることがあります。結果として、睡眠の質が下がり、日中の集中力や回復力が低下してしまいます。

寝室の湿度管理や寝具の見直しなども含め、積極的な対策が必要です。

梅雨の不調を和らげる整体の効果とは?

こうした複合的な原因によって起こる「梅雨時期の体調不良」ですが、整体は以下のような形で有効です。

  • 自律神経のバランス調整:整体によって背骨や骨盤の歪みを整えることで、神経系の流れを正常化し、自律神経の安定を促します。
  • 血流・リンパの促進:筋肉の緊張を緩め、循環を改善することで、むくみやだるさの軽減が期待できます。
  • 姿勢の改善:気圧の変化で姿勢が崩れやすい時期に、正しい姿勢を保つことは腰痛・肩こりの予防にもつながります。
  • リラクゼーション効果:全身の緊張がほぐれ、副交感神経が優位になることで、睡眠の質やストレスの緩和にもつながります。

梅雨時期の不調におすすめのセルフケア5選

1. 起床後のストレッチで自律神経をリセット

朝の目覚めとともに、軽いストレッチを取り入れることで、交感神経を自然に優位にし、身体を活動モードに切り替えることができます。

おすすめ動作☆
1,両手を大きく上に伸ばして深呼吸を3回
2,首・肩をゆっくり回す(左右各5回)
3,前屈・体側伸ばしなどをゆっくり10分ほど

ポイント:リズムよく呼吸を合わせることで副交感神経との切り替えがスムーズに。

2. 足湯や半身浴で“内臓の冷え”を防ぐ

梅雨時期は外気と室内の温度差で、身体の深部が冷えやすくなります。
足湯(38〜40℃)を10〜15分ほど行うと、内臓の冷えや血行不良が改善され、全身が温まります。

湯に天然塩やアロマオイル(ラベンダー、ティートゥリーなど)を加えるとリラックス効果がアップ。

3. 背中を温めて自律神経にアプローチ

自律神経は背骨の両側を通っているため、背中を温めると自律神経が整いやすくなります。
蒸しタオルや市販の温熱シートなどで、肩甲骨周りや腰に10〜15分当ててみてください。

寝る前に行うと、睡眠の質が向上します。

4. 耳ほぐしマッサージで気圧対策

耳の周囲には自律神経やリンパの流れに関係するツボが多くあります。
耳を軽く引っ張ったり、くるくると回したりするだけで、気圧による頭痛やめまいの軽減に効果的です。

☆やり方☆
1,両耳を持って上下・左右に10秒ずつ引っ張る
2,耳の前後をやさしく指で回す(1分程度)

5. 生活リズムを整えてセロトニンを増やす

日照時間が短くなる梅雨は「セロトニン不足」による気分の落ち込みが起きやすくなります。
起床・食事・就寝の時間を一定にすることでセロトニンの分泌が促され、気分が安定します。

特に「朝日を浴びる」「よく噛んで食べる」「ウォーキング(リズム運動)」が有効です。

◆ セルフケアと整体の相乗効果がカギ

これらのセルフケアは、整体で整えた身体の状態をより長く維持し、不調の再発を防ぐために非常に有効です。

また、体調が不安定な時期だからこそ、「自分でできること」と「プロに任せること」を上手に組み合わせて、無理なく心身を整えていきましょう。

まとめ:梅雨時の体調不良は予防がカギ!

梅雨の時期は気圧や湿度、気温、日照などの外的要因が重なるため、体調を崩しやすくなります。大切なのは、「梅雨に入ってから対処する」のではなく、「梅雨前から体調を整えておく」ことです。

当院では、梅雨時期特有の不調を未然に防ぐ整体による定期メンテナンスをおすすめしています。
お身体の違和感や疲れを感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。


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