こんにちはボディコーチ院長上野です!
「今、痛みを感じている部分は痛みの原因ではない」と言われてすぐに納得できますか?
私はお客様の痛みの原因を見つける時に、普段痛みを感じる部分を指一本で示してもらうことがあります。そこに私も指を置くと”あ~そこそこ、そこがいつも痛むんだよね~”と言われます。
この方は本当に指をさしたところが痛みの震源地なのでしょうか?
不思議なことに指をさしたところは痛みに一切関係がない場合があります。他の場所が原因でそこに痛みを出しているものを「トリガーポイント」といいます。今日はその「トリガーポイント」についてご説明いたします。
トリガーポイントとは?
トリガーポイントは、筋肉や筋膜にできる硬いしこりのことを指し、通常のコリよりも強いものです。トリガーポイントの最も特徴的な点は、別の部位に痛みを飛ばすことです。これを放散痛といいます。
例えば、首の筋肉にトリガーポイントができると、頭痛が引き起こされることがあります。お尻の筋肉にトリガーポイントができると、ももの裏側に痛みが出ます。また、腸腰筋にトリガーポイントができると、腰やももの前側に痛みが感じられることがあります。
このように、トリガーポイントが別の部位に痛みを引き起こすことがあるため、痛みの原因を特定するためには、専門家の診断が重要です。
上記の画像はそのトリガーポイントのパターンの一つです。×の部分にトリガーポイントが発生すると赤色の部分に痛みを飛ばします。赤い部分はお客様が普段痛みを感じている部分で、この部分を一生懸命ほぐしても、×の部分を治さなければ痛みは取れないということがお分かりになると思います。
トリガーポイントの形成原因
なぜトリガーポイントができてしまうのでしょうか?トリガーポイントが形成される主な原因には以下のようなものがあります。
- 筋肉の過度な使用
過剰な運動や同じ動作の繰り返しによって筋肉が緊張し、トリガーポイントが形成されることがあります。 - 不良姿勢
長時間の悪い姿勢や同じ姿勢を続けることで、筋肉に負担がかかり、トリガーポイントができることがあります。 - 怪我
打撲や捻挫などの怪我によって筋肉が損傷し、トリガーポイントが形成されることがあります。 - ストレス
精神的なストレスが筋肉の緊張を引き起こし、トリガーポイントが形成されることがあります。 - 歪んだ身体
背骨や骨盤が歪んでいる身体にはこのトリガーポイントが形成しやすくなります。
普通のコリができる原因とほぼ同じです。
トリガーポイントの影響
トリガーポイントは、以下のような症状を引き起こしやすくなります。
- 痛み:トリガーポイントの発生したところより離れた部位に鋭い痛みや鈍痛がでます。
- 筋肉の硬直:筋肉が硬くなり、動きが制限されます。
- 可動域の制限:関節の動きが制限され、柔軟性が失われます。
- 疲労感:筋肉の緊張が続くことで、疲労感が増します。
トリガーポイントの解消方法
整体で取り除くことが一番おすすめですが、軽いものであればご自身でも解消可能です。
- ストレッチ
適切なストレッチを行うことで筋肉の柔軟性を高め、トリガーポイントを解消します。 - 温熱療法
温湿布や温浴によって筋肉を温め、血行を促進し、トリガーポイントを緩和します。 - 適度な運動
軽い運動やリハビリを行うことで筋肉の緊張を緩和し、トリガーポイントを予防します。
といっても、トリガーポイントが発生している部位を見つけることができないと上記の方法でも効果は薄くなります。なので、その痛みを解消したいのであれば、まず整体に行き、その痛みがトリガーポイントなのか、それ以外なのか、どこにできているのか、どのエクササイズをすればい良いのかなどアドバイスを受けるとよいでしょう。
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