〈ぎっくり腰はなぜ再発するのか?〉

こんにちはボディコーチ院長上野です!
昨日ぎっくり腰についてブログを書いたので、今日も引き続きぎっくり腰についてお話します。

ぎっくり腰とは?

ぎっくり腰は別名急性腰痛症といい、腰の筋肉や靭帯などに負担がかかり、過緊張や損傷が生じる状態です。その痛めた組織は過敏になっていたり、炎症が起きることが多く、強い痛みを発するようになります。

筋肉の悪化の状態を段階でいうと、張り⇒コリ⇒緊張⇒過緊張(スパズム)⇒損傷に分けられ、右に行くほど重症で痛みが強くなります。ぎっくり腰は過緊張や損傷の類で、身近なところでいえば寝違いや捻挫の状態です。

ぎっくり腰の原因

ぎっくり腰は2種類の痛め方があり、急に起こる場合(急性型)と蓄積してなる場合(蓄積型)があります。

1:筋肉や靭帯の損傷(急性型)
腰周辺の筋肉や靭帯が突然伸ばされたり、負担がかかり過ぎた時に損傷を受けます。例えば、重い物を持ち上げる時、くしゃみや咳でもなる方もいます。

2:椎間板の変性(急性型)
年齢を伴って椎間板が弱くなり、急激な動きで損傷することがあります。

3:姿勢や体の使い方の問題(蓄積型)
長時間の悪い姿勢や、ただひたすら負荷をかける身体の使い方が癖になっている場合、腰にかかる負担がかかりやすくなります。

4:身体の柔軟性や筋力の低下(蓄積型)
腰を支える筋肉(特に体幹)が弱いと、腰にかかる衝撃を吸収できず、ぎっくり腰を起こしやすくなります。

ぎっくり腰は再発しやすい!?

そして、ここからが本題なのですが、ぎっくり腰はかなりの確率で再発します。その理由は以下です。

1:組織の瘢痕化
ぎっくり腰を一度起こした筋肉はその後、瘢痕組織になります。(かさぶたのようなもの)
瘢痕組織は硬く、柔軟性に欠ける状態です。つまりぎっくり腰が起きた筋肉は組織的に硬く弱くなってしまい、今まで以上に傷つきやすくなります。

その瘢痕組織は自然と治るものですが、あまり運動習慣がなかったり、もともと筋肉が硬い人、身体がゆがんでいる人は治りきらずそのまま残ってしまいます。

2:根本原因の未解決
そもそも、ぎっくり腰になってしまうのは、体幹の弱さであったり、不良姿勢、またはデスクワークのように普段から腰に負担をかけている場合が多い。一度ぎっくり腰なったとしてもその生活習慣を変えようとする人は少なく、結果また同じ原因で再発してしまいます。

ではどうすれば再発を防げるのか?

まずは整体でしっかり治すことです。ぎっくり腰の痛みは一時的なもので、たいていは2~3日、長くても4~5日で落ち着いてきます。痛みが落ち着いてきても整体に通い続けることで瘢痕組織の改善が可能になります。そして、体幹を鍛え、ストレッチ習慣を持つことで再発の確率は格段に下がります。

ぎっくり腰を繰り返す方は昨日ブログで書いたように結構危険です。⇒ブログ

年に1~2回はぎっくり腰を繰り返している人はぜひとも改善に取り組んでみてください。
私もお力になります。