〈繰り返すぎっくり腰が引き起こすリスク〉

こんにちはボディコーチ院長上野です!
先日来られた40代女性のお客様は、年に3回はぎっくり腰になってしまうそうです。一度痛めてしまうとしばらく違和感が残りますが、それからは気にならなくなるので特に整体に行こうとは思わなかったそうです。

しかし、友人にあることを言われ不安になり来院されました。そのあることとは、ぎっくり腰を繰り返すと『歳を取った時に歩けなくなる』ということでした。まぁ歩けなくなるというのは少々脅かしすぎですが、あながち嘘でもありません。

ぎっくり腰(急性腰痛症)は、日常生活の中で突然腰に激しい痛みが走る症状として知られています。しかし、これを年に複数回繰り返す方は、単なる腰の痛みとして軽視してはいけません。ぎっくり腰が頻繁に起こるということは、身体に深刻なゆがみや筋肉のアンバランス、体幹の弱さが隠れている可能性があります。

ぎっくり腰を繰り返すリスクとは?

特に、ぎっくり腰を繰り返すことで背骨やその周辺組織に負担がかかり、次のような疾患のリスクが高まることが知られています。

  • 変形性腰椎症:椎骨(背骨の骨)や椎間板が加齢や過度の負荷によって変形し、腰痛や可動域の制限、足のしびれ/痛みを引き起こします。
  • 脊柱管狭窄症:脊柱管(背骨の中)が狭くなることで神経が圧迫され、下肢のしびれや歩行困難が生じます。
  • 椎間板ヘルニア:椎間板が摩耗し、中の髄核が外に飛び出してしまい、神経を刺激ないし圧迫して痛みやしびれを引き起こします。

実際、当院に通われている脊柱管狭窄症のお客様の多くが、若い頃からぎっくり腰を繰り返しています。このような状況を放置してしまうと、将来的に歩行や日常生活に支障をきたすリスクが高まる可能性があります。

ぎっくり腰を繰り返さないために必要なアプローチ

そうならないためにも、ぎっくり腰の根本的な原因を解明し、適切に対処すること大切ですす。当院では以下のポイントを中心に施術を行っています。

  1. 骨盤や背骨のゆがみの評価
    骨格のゆがみが腰部の負担を増大させる原因となるため、整った姿勢へ導く施術を行います。
  2. 筋肉や関節の柔軟性チェック
    硬直した筋肉や動きが悪くなった関節は、ぎっくり腰の再発リスクを高めます。当院ではマッサージやストレッチ、筋膜リリース、トリガーポイント療法、モビリゼーションなどを用いて柔軟性を回復させます。
  3. 体幹の安定性の強化
    腹筋や背筋などの体幹筋群が弱い場合、腰椎への負荷が増加します。特定のエクササイズを取り入れて体幹を強化します。おすすめはこのエクササイズです⇒【腰痛の人は必須!】プランクで体幹強化!
  4. 日常生活での姿勢や動作の改善
    悪い姿勢や不適切な動作習慣を見直し、腰への負担を軽減するアドバイスを行います。

年1回でもぎっくり腰を経験したら要注意!

ぎっくり腰は単なる一時的な痛みではなく、身体の不調を知らせるサインです。繰り返すぎっくり腰を放置すると、将来的な慢性疾患のリスクが高まります。年に1回でもぎっくり腰を経験する方は、一度整体院で根本的な原因をチェックしてみるとよいかもしれません。

当院では、個々の症状に合わせたオーダーメイドの施術を提供し、再発防止に向けたアプローチを徹底しています。まずはお気軽にご相談ください!