ついついやってしまう習慣の一つに『ほおづえをつく』というものがあります。私も時々無意識にやってしまうことがありますが、実はこれは危険な行為なんです。
ほおづえをつく時、ほとんどの人は片方の手で左から右へ、または逆に顎に手をつくでしょう。すると顎の関節がどちらかにズレてしまいます。一回や二回では問題ありませんが、毎日ほおづえをつく習慣があると問題になってきます。
顎のずれはは身体に様々な影響を与えます。
1.かみ合わせの不良
顎のずれにより、上下の歯が正しくかみ合わなくなります。これは噛む力が均等に分散されず、特定の歯や歯茎に過度の負担がかかることになります。結果として歯の摩耗や歯周病などの歯の問題が生じる可能性があります。
2.顎関節症
顎の関節がずれることで、顎関節症と呼ばれる問題が引き起こされることがあります。これにより、顎の痛みや腫れ、関節の動きの制限などが生じることがあります。
3.肩こり
顎のずれが身体のバランスを崩し、首や肩の筋肉に不自然な負荷がかかります。結果、肩こりや首の痛みが生じる可能性があります。
4.耳鳴りやめまい
顎のずれが内耳や耳の周囲の組織に影響を与え、耳鳴りやめまいといった耳の問題を引き起こすことがあります。
5.頭痛
顎のずれにより、顔面や頭部の筋肉に緊張が生じることがあり、それが頭痛を引き起こす可能性があります。
6.腰痛や半身の痛み
顎のずれが身体のバランスを崩し、それが脊椎や骨盤の歪みを引き起こすことがあります。その結果、腰痛や半身の痛みが生じる可能性があります。
これらの影響は個人によって異なりますが、顎のずれが身体全体に及ぼす影響は大きく、適切な対処が必要です。
私はほとんどのお客様の顎を必ずチェックするようにしています。そして必要なら矯正を行っています。たかがほおづえと思わず、もししているのであればなるべく改善するほうが良いでしょう。
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