〈後々苦しめる捻挫の後遺症〉

当院では新規のお客様に必ず聞くことがあります。それは足首の捻挫をしたことがあるかどうかです。

人生一度や二度はやってしまう足首の捻挫。これがその後身体に様々な悪影響を及ぼすことがあります。

先月いらした40代女性のお客様は数年前にかなり腫れるぐらいの捻挫をしてしまいました。それ以降よく軽い捻挫をしやすくなってしまいました。また、腰や背中、肩こりもつらくなったそうです。

ひどい捻挫を一度してしまうと捻挫癖が付くほか、腰痛になりやすかったり、疲れやすかったり、肩こりなども出やすくなるのです。

その理由は足首というのは全体重が乗る部分です。つまり一番安定性が求められる場所です。一度でもひどい捻挫をしてしまうと靭帯は伸びてしまうため足首の関節は不安定になります。その不安定さのせいでひざや股関節、次第に骨盤、背骨と歪みが出来てしまいます。筋肉も硬くなりやすくなります。

これらは徐々になっていくので気づきにくいもの。なので、新規の方には必ず捻挫の有無を聞きだし問題がないかを必ず調べます。そして問題がある場合は調整します。うまく調整できると不安定さがなくなり安定します。足首が安定すると膝、股関節、骨盤、背骨と良い状態になっていきます。

しかし、捻挫によって伸びてしまった靭帯はなかなか戻らないため、お客様にも足首のエクササイズをしてもらい周囲の筋肉を強化してもらいます。

以上の事から、以前に足の捻挫をすると身体は歪み、痛みが出やすくなることがあるため、必ず調整しておきたい部分なのです。

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