〈足のすねが疲れやすい・張る原因と対策:前脛骨筋の痛みを和らげる方法〉

こんにちはボディコーチ院長上野です!

先日、足のすねがよく疲れて張りが強いという男性のお客様が来院されました。

足のすねには「前脛骨筋」という筋肉があり、特に歩行時に重要な役割を果たしています。この筋肉に疲労や痛みが出る原因として、以下のポイントが考えられます。

1. 骨盤の前傾による重心のずれ

骨盤が前傾すると重心が前方に偏り、前脛骨筋をはじめとする前側の筋肉に大きな負担がかかります。今回の方も骨盤が前傾気味で、大腿四頭筋の張りも見られたため、重心のずれが原因の一つと考えられます。このような場合、骨盤の位置を整える施術が効果的です。

2. 足首の不安定さ

足首の不安定さも、すねの筋肉が疲れやすくなる一因です。過去に足首を捻挫した経験があると、安定性が低下し、足首周りの筋肉に負担がかかります。この方の場合、足首の不安定さは特に見られませんでしたが、捻挫経験のある方は注意が必要です。

3. 腰からの神経の影響

すねの筋肉は、腰から出る坐骨神経から分かれた腓骨神経によって支配されています。この神経が圧迫されると、痛みやしびれ、筋力の低下が生じ、すねが疲れやすくなることがあります。今回はこの要因も検討に入れました。

今回のケースでは、重心の前方偏りが主な原因と考え、骨盤の前傾を調整し、前脛骨筋や大腿四頭筋の硬さを改善する施術をメインに行いました。施術後、骨盤の前傾は大幅に改善が見られたので、今後の経過を観察していく予定です。

足のすねの疲れや張りを防ぐには

前脛骨筋の負担を減らすには、骨盤のバランスを整えることが重要です。さらに、足首をよく回したり、伸ばすようにストレッチやしたり、TVを見ながらすねの筋肉をを自分でほぐすとよいですね。そして痛みがなくなってきたらすねの筋力トレーニングも再発予防に役立ちます。

このように、すねの疲労や張りにはさまざまな原因が考えられますが、当院では原因に応じた適切な対策を取り、確実に改善させることにこだわっております。


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