〈胸郭の役割とは?整体的視点から見る健康との深い関係〉

こんにちは。旗の台で15年以上の実績を持つ整体院『ボディコーチ』院長の上野です!

「胸郭(きょうかく)」という言葉を聞いたことはありますか?
胸郭は、私たちの健康を支える重要な構造の一つであり、整体やカイロプラクティックの施術においても見逃せない部位です。


胸郭とは、胸骨(中央の骨)、12対の肋骨と肋軟骨、そして胸椎(背骨の一部)から構成され、まるでかごのような形状をしています。

胸郭

この中には心臓や肺など生命に関わる臓器が収まっており、「守る」「動かす」「支える」といった多彩な機能を果たしています。

しかし、日常の悪い姿勢――たとえば猫背やデスクワークでの前かがみ姿勢が続くと、胸郭の柔軟性が失われ、ゆがみや可動制限が起こることがあります。
それが結果として 肩こり・腰痛・背中の張り・浅い呼吸・自律神経の乱れ など、様々な不調につながってしまうのです。

当院では、こうした不調の根本改善を目指すうえで、胸郭の評価と調整を重視しています。

胸郭が担う5つの重要な役割

1. 臓器の保護機能

胸郭は心臓や肺、大動脈といった重要な臓器を外部の衝撃から守るシールドです。
胸郭の構造が正常であれば、内部の臓器も安定し、身体全体の機能が健やかに保たれます。

2. 呼吸機能のサポート

呼吸は肺が行うものと思われがちですが、実は胸郭の動きが大きく関係しています。
肋骨が上下に広がることで胸腔(きょうくう)の容積が変わり、肺が膨らんだり縮んだりします。

しかし胸郭が硬くなると、肋骨の可動域が減少し、呼吸が浅くなりがちです。
酸素不足により、疲労感・集中力低下・代謝の低下といった症状を招くこともあります。

3. 骨髄による血液細胞の生成

胸郭を構成する骨の内部には骨髄があり、そこでは赤血球・白血球・血小板などの血液細胞が作られています。
つまり胸郭は、免疫力の維持や血流の健康 にも深く関わっています。

4. 姿勢保持と運動の支点

胸郭には、背中・肩・お腹周りの多くの筋肉が付着しています。これにより、上半身の安定性や姿勢の保持が可能になります。

特に現代社会では、長時間の座り姿勢やスマホ操作によって猫背になりやすく、胸郭の歪みが慢性化しやすい傾向があります。
それにより、肩こり・首のこり・腰痛・肩甲骨周辺のこわばり などが起こりやすくなります。

5. 血管・神経の保護

胸郭の内部には、大動脈、肺動脈、迷走神経、交感神経幹など、生命維持に関わる重要な血管や神経が通っています。
胸郭が歪むことで、神経が圧迫されたり血流が阻害されたりし、自律神経の乱れ、手足の冷え、動悸などを引き起こすことがあります。

胸郭の歪みを改善するには?

当院では、以下のようなアプローチで胸郭のバランスを整えています。

1. 整体・カイロプラクティックによる矯正

専門的な検査と施術により、胸椎や肋骨の可動性を高め、歪んだ胸郭を正しい位置に導きます。
単なる筋肉へのアプローチだけでなく、骨格全体の連動性 を見ながら丁寧に施術していきます。

2. セルフケア指導(ストレッチ・呼吸法)

ご自宅でできる胸郭ストレッチや呼吸エクササイズを、施術後にしっかりとご説明いたします。例えば:

  • 胸を開くストレッチ
  • 肩甲骨を動かす簡単な体操
  • 横隔膜を意識した深呼吸の練習

継続することで、施術の効果が長持ちしやすくなります。

3. 日常生活での姿勢改善

胸郭の歪みは、日常のクセによって再発することも。
1時間に1回は立ち上がって深呼吸をする、デスクワークでは背筋を伸ばし、骨盤を立てて座る、スマートフォンを覗き込むのではなく、目線を上げることを意識しましょう。

胸郭矯正で、根本から健康を目指しましょう

旗の台で15年以上、地域密着で整体院を運営してきた経験から言えるのは、胸郭の動きと全身の健康は密接に関係しているということです。
ただ痛みのある場所だけを施術するのではなく、胸郭をはじめ、骨盤・背骨・肩関節・筋膜・自律神経といった、全身のつながりを見ながら施術を行うことが、根本改善への近道です。

「最近呼吸が浅い気がする」「肩や背中が重だるい」「疲れやすくなった」などの不調を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。
ご自身でも気づかない胸郭のゆがみが、体調不良の原因かもしれません。


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