〈痛みがある時に湿布を貼ることはいいのか?〉

よくお客様に質問を受けるのが”湿布”について。今の痛みを治すのに湿布を貼ったほうがいいのか?また冷湿布と温湿布のどっちを使ったらよいのか?そもそもどういった効果があるのか?いまいち分からないですよね。

私個人の意見としては、貼ってもいいし、貼らなくてもいいかなと。そして冷湿布と温湿布ですが、心地よいと感じるほうを使えばいいと思っております。そんなに差はないと思っています。

湿布の効果を挙げるとしたら以下のような感じかと思います。

1.疼痛緩和
湿布は痛みを和らげるのに役立ちます。

2.炎症の軽減
湿布には炎症を和らげる効果があります。

3.筋肉のリラックス
湿布は筋肉の緊張を和らげるのに役立ちます。特にスポーツや運動後の筋肉疲労やストレスによる筋肉の緊張を緩和するのに良いです。

4.血行促進
温熱湿布は局所的な血行を促進し、栄養素や酸素の供給を増加させます。

上のようにいくつかの効果が期待できそうですが、個人的にはそんなに効果的だとは思っておりません。急性の場合は湿布よりも保冷剤、アイスノンでしっかり冷やしたいですし、慢性なものであればストレッチや運動の方をお勧めしたいからです。

お客様の中にはつらいからと言って毎日湿布を多用される方がいます。湿布には一時的ではありますが、痛みの緩和の助けにはなるかなと思いますが、実は多用されると害もあるのです。

まずは皮膚へのダメージ。肌が弱い方は湿布を多用されるとかぶれることがあります。私もそうです。そしてもう一つ、痛みの易刺激性です。これは痛み止めの薬の方が顕著に出ますが、要は多用すると痛みの耐性が低下するということです。痛みに弱くなるというか、痛みを感じやすくなってしまうことです。(これに関しては根拠は乏しいかもしれません)

あと使い続けるとそのうち効きが悪くもなってきます。

どちらにせよ、湿布は一時的な対処療法ではあるので、根本的な問題を解決していくことが大切ですね。

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