腰が痛い、肩がこる、足がしびれる・・と身体には様々な痛みが現れます。我々整体師はその痛みを取り除くことが仕事ですが、そのためには痛みのことを詳しく知らなければなりません。
痛みの種類は大きく分けると全部で5種類である。それは筋肉の痛み、関節の痛み、神経の痛み、内臓からの痛み、心理的な痛みです。我々整体師はまずお客様の痛みがどれなのかを見極めます。そしてそれに見合ったアプローチを施します。
ある程度経験が必要ですが、それぞれの特徴を押さえれば見極めることが出来ます。
1,筋肉の痛み(腱や靭帯の痛みも含む)
筋肉の痛みは急性だと鋭く強い痛みで、慢性だとズーンとした鈍痛があります。筋肉の痛みは動かしたりすると痛み、横になったりすると痛みが和らぐのが特徴です。
2,関節の痛み
関節の痛みは膝や股関節など荷重がかかる関節に多く、その関節を曲げたり、伸ばしたりすると痛みが現れます。進行すると可動域の減少がみられるようになります。
3,神経の痛み
筋肉の痛みと違い、鋭く電気が走るような痛みが特徴。またピリピリとしたしびれが出ることもあります。原因は椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症や頚椎症など変形性のもの、また硬くなった筋肉に挟まれる絞扼性神経障害、外傷による神経の損傷、感染などが考えられます。
4,内臓からの痛み
胃の不調や生理痛、その他内蔵の不調、病気からも腰が痛んだり、肩が痛むことがあります。筋肉の痛みと違い身体を休めても痛むのが特徴です。つまり筋肉の痛みであれば身体を動かすときに痛み、内臓からの痛みは身体を動かさなくても痛みます。
5,心理的な痛み
ストレスやプレッシャーによって自律神経が弱ったり、精神的な病気を患うと痛みを感じやすくなります。
整体師はまず来院してくださったお客様の痛みや不調が上記のどれに該当するかを問診をしたり、検査をしたりして確認します。とくに初回の施術ではこれらをしっかり把握していくことが重要です。そして、適切な処置によって痛みを取り除いていくのです。
現在何かしらの身体の痛みがある場合、上記のどの特徴があるかをご確認ください。