〈長年の肩こり腰痛は筋膜リリースをしないと治らない!?〉

こんにちはボディコーチ院長上野です!
当院はお客様の身体を良い状態に治すため様々な療法を組み合わせて施術しております。
PNF、カイロ、モビリゼーション、AK、マッサージ、トリガーポイント、ロルフイングなどを組み合わせてお客様の身体に合わせていきます。

その中でも筋膜リリースは絶対に外せない方法です。筋膜リリースはここ最近よく聞く名前ですが、ずっと昔からある療法です。今日はこの筋膜リリースとは何なのかをご説明いたします。

筋膜とは?

まず初めに筋膜を説明いたします。筋膜(きんまく)とは、筋肉を覆う膜のことです。簡単に言うとウィンナーの皮のようなものです。

  1. 構造
    • 筋膜は主にコラーゲと水分からできています。
    • 薄くても非常に強く、しなやかな特性を持っています。
    • 筋膜は筋全体を覆っている筋外膜、いくつかの筋線維を束ねて覆っている筋周膜、さらに筋線維1本1本を包む筋内膜の3種類に分けられます。
  2. 役割
    • 支持:筋膜は身体の構造を支え、筋肉や内臓が正しい位置にあるように保ちます。
    • 保護:外部の衝撃や組織同士の摩擦から筋肉を守ります。
    • 伝達:筋膜を通じて力が伝わることで、身体全体の動きが効率的に連動します。
    • 感覚:筋膜には多くの神経終末が存在し、痛みや圧力を感じ取る機能があります。

筋膜は硬くなる?

この筋膜は柔らかい組織なので、筋肉同様硬くなることがあります。また筋膜の癒着といってその周辺の組織とくっついてしまうことが多々あります。

筋膜が硬くなってしまう原因は筋肉がこり固まる原因と同じです。長時間の同じ姿勢、不良姿勢、ストレス、冷え、運動不足、過度の運動、水分不足などです。

筋膜が硬くなったり癒着してしまうとどうなる?

筋膜が硬くなったり、癒着してしまうと身体全体に影響します。筋肉がスムーズに動かなくなったり、肩こりや腰痛など痛みが増加したり、回復の阻害をしたり、筋肉がこりやすかったり、血流の低下が起こったり、筋力が発揮しずらかったり、可動域が制限したり、姿勢が崩れたり、疲労の蓄積したりなど、非常に厄介な問題です。

筋膜は全身とつながっている

筋膜は足から頭までつながっています。青い部分が筋膜同士が連結しているものです。
例えば首がよくこったり、痛くなる人は首だけではなく、背中、足の筋膜が硬くまたは癒着している可能性があります。このケースでは首だけ整えても痛みは改善せず、背中や足の筋膜を整える必要があります。

筋膜が硬くなってしまったらどうしたらよいか?

この筋膜が硬くなったり、癒着してしまうと痛みを強くさせたり、治りを悪くするため整えなければなりませんが、マッサージやストレッチでは改善しにくいので「筋膜リリース」というものが必要になります。

筋膜リリースとは?

筋膜リリースとは、筋膜が硬くなったり、癒着した状態を伸ばしたり、引き剥がしたりして正常な状態に戻す手法です。時には「筋膜はがし」とも呼ばれています。一見マッサージに似ていて、受けている人にはわかりにくいですが実は違います。

当院では、ロルフイングというものを使用し、効率的に筋膜を整える手法を用いています。
特に背中が重く疲れやすい方にはご好評いただいております。

筋膜リリースの注意点

筋膜を整えることは痛みを改善するうえで重要ではありますが、一つ注意することがあります。それは癒着が強い部分の調整です。癒着は組織が接着剤のようにくっついているため、一気にはがし過ぎると組織が炎症を起こすことがあります。

過去数名のお客様に起きてしまったことですが、筋膜の癒着をはがし過ぎて炎症が起き、痛みが強くなってしまいました。もちろん炎症が引けば痛みは治まりますが、整体後に痛みが強くなることはぜひ避けたいものです。したがって強く癒着している部分はゆっくり時間をかけてはがしていく必要があります。

ちなみに、五十肩は肩周辺の至る所にとても強い癒着があります。昔はそれをバキッと一気に剝がすことをしていた整体師がいました。それはもう痛いし、そのあとは腫れるのでしばらくは苦痛です。でも炎症が取れると一気に改善します。まぁだいぶ荒療法です。今ではそんなことやりませんけどね。

まとめ

長年の肩こりや腰痛の人は高確率でこの筋膜の硬さや癒着が存在し、筋膜リリースをしないと改善しにくくなります。当院ではこの筋膜リリースを効果的に行いお客様の痛みを根本かつ早期に改善する取り組み行なっております。マッサージに行ってもいまいちよ良くならない方はお気軽にご連絡ください。