まれに全く運動をしませんという方よりも、健康のためにアレコレ頑張っている人の方が不健康を招いてることがあります。
先日来られた腰痛の方は、改善のために腹筋背筋を毎日50回行っていました。『それをしているとき腰は痛くないのですか?』と聞くと、痛いけど筋肉を鍛えたほうが良いと医者に言われたのでそれを忠実に守っていたそうです。
腰痛の方が一般的な腹筋背筋を行うと腰に負担がかかり過ぎ、逆に腰痛を悪化させることが多々あります。
また、別の方は健康のために毎日1時間のウォーキングを欠かさずしていました。そのせいかひざの具合が悪くなってきました。伺ってみると数回捻挫をしたことがあるようで、検査をしてみると足首の関節が歪み不安定な状態で、かつ足裏の縦アーチもなくなっていました。この状態で長時間または頻繁に歩くほどひざに負担がかかってしまいます。
後者の方は自分では気づけませんが、前者の方は明らかに痛みがあるのに頑張った結果がこれでは報われません。
他にもたくさん例があります。今は情報が手に入りやすい時代なので、”これをしたほうが健康に良い””これをしたら治る!”といった情報が手に入りやすいですが、その方法が自分に合うかは別です。いくらTVでいいと紹介された方法でも、逆効果になることもあるのです。
とにかく何かを始めようとする時はかかりつけの整体などあれば相談してみてもいいと思います。