こんにちはボディコーチ院長上野です!
当院には、デスクワークに従事する方々が数多く訪れます。そして、その多くの方が腰に痛みや不快感を感じていらっしゃいます。
先日、初めて来院された30代の女性もその一人で、ずっと事務のお仕事をされています。午前中は問題なく過ごせるのですが、午後になると腰が重くなり、夕方には痛みが増してきます。何とかならないかと当院に来院されました。
『腸腰筋』が痛みの原因
腸腰筋という筋肉をご存じでしょうか?下の画像のように、お腹の奥にある筋肉です。
腸腰筋は大腰筋と腸骨筋の2つから構成される筋肉で、深層筋に分類されます。インナーマッスルという言い方の方がなじみがあるかもしれません。この筋肉は上半身と下半身をつなぐ重要な筋肉で、体幹や骨盤の安定に関与します。この筋肉が衰えたり、硬くなってしまうと足腰が不安定になり、腰痛や股関節痛、膝の痛みが出やすくなります。また姿勢も悪くなります。
上の画像のように座っていると、この筋肉は血管とともに折り曲がっています。長時間この姿勢をしていると、この部分の血流が低下し腸腰筋は硬くなります。すると腰が重く感じたり、立つ時に腰が痛むようになります。また股関節の付け根には足へのリンパも多く通っているので、足のむくみや冷えも出てきます。
当院ではデスクワーク系の腰痛のお客様には特にこの筋肉は時間をかけて調整します。腸腰筋がほぐれたり、筋力が回復すると、腰痛の改善だけではなく、姿勢の改善、体幹強化、股関節の柔軟性、生理痛の緩和、足のむくみ冷えの改善、便秘改善などいろんな効果が期待できます。
「腸腰筋」のエクササイズ
またご自身でも腸腰筋を伸ばしたり、鍛えることでより効果が期待できます。下の画像のように仰向けになり自転車をこぐように足をくるくる回すと腸腰筋はほぐれやすくなります。このエクササイズはむくみや冷え、便秘の方にもお勧めです。プラス頭をおへそを見るように行えば、お腹周りに力が入り引き締め効果も出るので一石二鳥ですよ♪
このエクササイズを毎日3分くらい行うようにしてみてください。3週間ほどで効果が出てきますから。またなるべく階段を使う生活にするとより腸腰筋は鍛えられます。
デスクワーク系の腰痛は、痛みは腰に現れますが、実はお腹の奥にある腸腰筋の硬さや脆弱性が原因なので、腰を何時間もほぐしても今一つ改善しにくいのはそのせいです。
このエクササイズをしても腰痛が緩和しない方は、かなり悪くなっているということなので、ぜひこの機会に整体に相談してみてください。
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