こんにちはボディコーチ院長上野です!
「股関節を動かすとコキコキと音が鳴る」「引っかかるような違和感があるけれど、痛みはない」というお悩みで来院される方は少なくありません。
先日ご来院された30代のお客様も、左の股関節を動かす際に痛みはないものの「コキコキ鳴る」「引っかかる感じがして気持ちが悪い」とご相談に来られました。
このような股関節の違和感には、いくつかの原因が考えられます。
股関節がコキコキ鳴る3つの原因【弾発股(だんぱつこ)】
股関節の音や引っかかりは、医学的には「弾発股(だんぱつこ)」と呼ばれます。弾発股とは、股関節周辺の筋肉や靭帯、関節の構造により動作時に音や引っかかりを感じる症状の総称です。
主な原因は次の3つです。
① 腸腰筋の緊張(筋肉性弾発股)
股関節の前側、腰椎(腰の骨)から大腿骨(太ももの骨)内側につながっている腸腰筋(ちょうようきん)が硬くなっていると、股関節の動きに合わせて腸腰筋が骨に擦れたり引っかかったりして、「コキッ」「パキッ」と音が鳴ることがあります。
特にデスクワークなどで長時間座っている方は、腸腰筋が短縮・拘縮しやすく、股関節に違和感を感じやすくなります。
② 靭帯や筋膜の硬化
股関節周囲の靭帯や筋膜が硬くなることでも、動作時に引っかかり感や音が生じます。特にお尻(臀部)や鼠径部(足の付け根)の柔軟性が低下していると、股関節の滑らかな動きが妨げられ、違和感を覚えるケースが多く見られます。
③ 股関節の構造的な問題(変形性股関節症)
まれに、変形性股関節症や臼蓋形成不全など股関節自体の構造的な問題が関係している場合もあります。進行していると痛みや可動域の制限が生じます。
ただし、今回のケースでは30代と比較的若く、股関節の可動域にも問題が見られなかったため、変形性の可能性は低いと考えられます。必要に応じてレントゲンやMRIなどの画像検査で確認が可能です。
股関節の違和感は早めの対処が大切
今回のお客様は、デスクワーク中心のお仕事で長時間座りっぱなしの生活が続いていたため、臀部や鼠径部の筋肉が硬くなっていることが原因である可能性が高いと考えられます。
股関節の「コキコキ音」や「引っかかる感じ」は、放っておくと痛みに発展したり、将来的に関節の変形リスクを高めることにもつながりかねません。
違和感がある段階でしっかりとケアしておくことで、将来的な関節のトラブルを予防できます。
当院での施術について
当整体院では、股関節の可動性や筋肉の状態を詳しくチェックした上で、腸腰筋・臀筋・鼠径部の筋肉・靭帯に対するアプローチを行います。
必要に応じてストレッチ指導や、姿勢・生活習慣のアドバイスも行い、再発防止までサポートしています。
【まとめ】股関節が鳴る・引っかかる原因と整体の必要性
- 股関節のコキコキ音や引っかかり感は「弾発股」という症状である可能性が高い
- 主な原因は腸腰筋の硬化、靭帯の緊張、関節構造の変化
- 放置せず、違和感のある段階で整体によるケアを受けることが大切
「なんとなく股関節に違和感があるけど、まだ痛くないし…」と思って放置せず、早めの対処が健康維持のカギです。
気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
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