〈医者がもう治らないと言ったものは治らないのか?変形性腰椎症〉

こんにちはボディコーチ院長上野です!
先日は母親から連絡があり、少し前から坐骨神経痛が出てるとのこと。母ももう78歳なので、とりあえず整形外科に行ってもらいレントゲンを勧めました。

母は割と健康志向で、運動や食事に気を付けるタイプです。おかげで今まで大きな病気や痛みはなく過ごせていました。しかし、急に左足に坐骨神経痛が出始めてしまいました。(まぁ逆にこの歳まで何事もなかった方がすごいことなんですけど)

病院での検査の結果は変形性腰椎症と診断され、もう治らないからうまく付き合っていくしかないと言われたようです。病院での対処は痛み止めの注射を打つか湿布や痛み止めの薬の処方です。母は今までが健康だった分すごくショックだったようです。

変形性腰椎症とは?

母が診断された「変形性腰椎症」とはどのようなものなのでしょうか?

背骨には骨と椎間板が連なって構成しています。歳を取るとクッションの役目をする椎間板が摩耗しやすくなります。歳が若くても体幹が弱かったり、姿勢が悪い方や、身体がゆがんでいる方は摩耗が早まります。その椎間板が摩耗すると周囲の骨や神経、筋肉に負荷が大きくかかり、骨が変形したり、神経が挟まったり、筋肉が硬直します。そうなってしまうとレントゲンを撮ると背骨がボロボロに見えたり、坐骨神経痛をはじめとする下肢の神経痛が出たり、腰痛が現れます。

母はこの状態になってしまったようです。これらは静かに徐々になっていくものなので、気づかない人がほとんどです。それで母のように急に痛みや神経痛が出始め、病院に行ったら同じように診断を受けてしまうというわけです。

もう治らないのか?

ではこうなってしまったら、どうしようもないのでしょうか?医者が言うように痛みや神経痛と付き合っていくしかないのでしょうか?

それはある意味YESですが、ある意味NOです。

というのも、変形してしまったものはどうしようもないですが、痛みや神経痛は軽減することがほとんどです。これは整体歴23年の経験則でいえることです。

どうして痛みや神経痛が治るのか?

これはどうしようもない部分に+αが組み合わさって痛みや神経痛が出ているからです。どうしようもない部分とは、背骨の変形の部分や椎間板の摩耗のことです。

+αの部分とは、変形周辺の筋肉や関節、靭帯などの緊張や硬さです。また筋膜をはじめとする組織の癒着や血流低下、痛みの物質の蓄積、炎症、トリガーポイント、スパズムなどです。これら+αの部分はレントゲンには映りませんし、病院ではあまり取り上げられない要素です。これらの改善は整体やカイロプラクティックの得意分野です。こういった+αの部分を改善できれば痛みや神経痛は必ず軽減していきます。

もちろん、変形が重度まで進行し、変形部分が完全に神経を圧迫してしまっているケースは難しいですが、軽度、中度程度の変形であれば問題ありません。

母は幸い軽度から中度の間くらいのようなので、心配ないと安心させてから整体を施しました。初回の整体のあと、神経痛が一時的に強くなりました。おそらく過敏になっているところに整体による刺激が入りすぎたのでしょう。2回目の整体ではそれらを踏まえ行った所、神経痛はほとんど消えてくれました。さすがに2回で改善するとは思っていなかったのでお互い驚きましたが、まぁまた症状は出てしまうので、しばらく通ってもらうことになります。

このように、必ずしも医者で治らないと言われても、整体視点から捉えると改善の余地があるものがたくさんあります。例えば、変形性膝関節症、股関節症、頚椎症、脊柱管狭窄症、扁平足、外反母趾、モートン病などですね。

といっても、普通の肩こり、腰痛とはわけが違うので、やってみなければわからない部分も多々ありますが、当てはまる方は一度当院にいらしてください。私にも色々できることがありますので(^^)


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