〈年齢と身体の痛みは関係あるのか?〉

一昔前であれば、肩こりや腰痛といった身体の痛みは年齢によるものと考えられていたところがありました。しかし、現在では小学生でも肩はこるし、中学生でも腰が痛む。頭痛だって出る。となると痛みと年齢はあまり関係がないのでしょうか?

でもやっぱり年を取るほど身体の痛みは出やすいことは間違いないと思います。以下がその理由です。

1.筋肉と関節の老化
加齢とともに筋肉量が減少し筋力が低下します。これにより関節への負担が増し痛みを引き起こしやすくなります。また年を取るほど関節軟骨が摩耗し、クッション効果が減少するため関節痛が起こりやすくなります。

2.骨の変化
年を取ると骨が変形しやすくなります。すると周囲の神経や組織に圧力がかかり、痛みを引き起こしやすくなります。

3.代謝の変化
年齢とともに代謝が少しづつ低下します。するとエネルギー生産や組織修復が遅くなり、疲労や痛みを感じやすくなります。また栄養の吸収効率も低下し、筋肉や骨の健康に必要な栄養素が不足しやすくなります。

4.血行不良
年齢とともに血管が硬化し血流が悪くなります。すると筋肉や関節への酸素供給が不足し、痛みを感じやすくなります。

5.神経系の変化
筋肉だけでなく神経も加齢に伴って変性し、痛みを感じやすくなることがあります。また痛みを抑える脳内の化学物質(エンドルフィンなど)の分泌が減少し、痛みを強く感じやすくなります。

6.ライフスタイルと環境要因
加齢とともに運動量が減ることで筋力が低下し、関節や筋肉の痛みが生じやすくなります。また代謝の低下により体重が増えることで関節にかかる負担が増し関節痛を引き起こすことがあります。

以上のような理由から年齢とともに身体の不調や痛みが出やすいことはしょうがないことかもしれません。ですが適度な運動と身体のケアをすると調子は絶対に上がります。当院には80代のお客様も来院されますが、整体で身体を整えると上記のような原因があっても意外と痛みはなくなってくれます。なので年のせいだとあきらめないでくださいね。

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