〈整体は痛くても我慢したほうがいいのか?〉

こんにちはボディコーチ院長上野です!
整体は気持ち良さが目的のリラクゼーションマッサージとは異なり、身体の不調を改善する治療的なアプローチです。そのため、施術中に痛みを感じることがあります。しかし、この痛みには適切な強さがあり、過度な刺激は逆効果となる可能性があります。

痛みを感じる原因と整体の役割

整体において痛みを感じる部位には、以下のような特徴があります。

  • 筋肉のこり(筋緊張)血流の低下や長時間の同じ姿勢によって筋肉が硬直する。
  • 筋膜の癒着筋膜が滑らかに動かなくなり、周囲の組織と癒着してしまう。
  • 関節の固着関節の動きが制限され、可動域が狭くなる。
  • スパズム(筋肉の痙攣)筋肉が異常な収縮を起こし、痛みを伴う。
  • トリガーポイント特定の部位に圧痛が生じ、関連痛を引き起こす。

上記に挙げた項目は痛みの原因となるものです。それらを押したり伸ばしたりすると痛みを感じます。これらの問題を治すためには適度な圧を加える必要があるのですが、刺激が強すぎると、組織が防御反応を起こし、さらに硬くなってしまうことがあります。

「痛い方が効く」は間違い

施術中に「痛い方が効果がある」と考える方もいますが、これは誤解です。確かに適度な刺激は必要ですが、過剰な圧をかけると、筋肉が緊張しやすくなり、逆効果となる場合があります。

そのため、施術中に痛みを感じたら遠慮せずに伝えてください。経験豊富な整体師であれば、表情や身体の反応を見て適切な強さを調整できますが、すべての整体師がそれを瞬時に判断できるわけではありません。したがって、「そこ痛いですね」と伝えることで、施術の強さを調整し、より効果的な施術が可能になります。

整体におけるコミュニケーションの重要性

整体の効果を最大限に引き出すためには、整体師とお客様のコミュニケーションが不可欠です。

  • 痛みの度合いや感じ方を伝える
  • 施術後の変化や違和感を報告する
  • 普段の生活習慣や姿勢のクセを共有する

これにより、整体師はより適切なアプローチを選び、お客様の状態に最適なケアを提供できます。

まとめ

整体はリラクゼーションとは異なり、身体の不調を改善させる治療です。施術中の適度な刺激は必要ですが、過剰な痛みを我慢するのは逆効果です。整体師と適切にコミュニケーションを取りながら、最適な施術を受けることが、効果的な整体の鍵となります。

気になったことがあれば何でもおっしゃってくださいね。

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