こんにちは、ボディコーチ院長の上野です!
腰痛や肩こりなど、身体の痛みは筋肉や骨格の問題が原因となることが多いのですが、それ以外にも原因となります。内臓の不調や病気、ストレスなどが影響していることもあります。
そのため整体師は、お客様の痛みや不調の原因を多角的な視点から分析する必要があります。
しかし、中には少し厄介な原因も存在します。それが心理的な要因です。
身体の痛みと心理的要因の関係
誰しも望んで身体が痛くなるわけではありません。また身体のどこかが痛いとき、ほとんどの人が「早く治したい」と思うのが普通です。
ところが、なかなか治らない痛みや、繰り返し現れる痛みの場合、無意識のうちにその痛みを「手放したくない」「むしろ作り出している」ということもあるのです。これは身体の痛みによって得られる心理的なメリットが存在するためです。
身体の痛みがもたらす心理的メリット
痛みがメリットをもたらすと聞くと驚くかもしれませんが、実際に以下のようなケースが挙げられます。
1. 人からの気遣いやサポートを受けられる
身体の不調を訴えることで、周囲からの心配や励ましを受ける機会が増える場合があります。例えば、「大丈夫?」と声をかけられたり、助けてもらえることで心の安定を得ることができるのです。このように人の優しさを感じられることが、無意識に痛みを手放せなくする要因になることがあります。
2. 休息の正当化
身体の痛みは、仕事や家事からの一時的な休息を正当化する理由として利用されることがあります。例えば子供が学校に行く時、お腹が痛くなったり、頭が痛くなることがあります。親はしょうがないので学校を休ませるでしょう。これは子供が学校に行きたくないため、あえて痛みを作り出すことがあります。(本人は本当に痛みを感じ、そして休めることが決まるとピタッと痛みが止まる傾向がある。)
3. プレッシャーや不安からの回避
大きなプレッシャーや不安に直面したとき、その状況から逃れるために痛みを感じることがあります。例えば、作家の夏樹静子さんが著書『椅子が怖い』で語ったように、原因不明の腰痛が仕事のプレッシャーを回避するために生じていたというケースもあります。このような痛みは、心が壊れるのを防ぐための防衛反応として現れることがあります。
4. 経済的なメリット
交通事故をすると、けがをしたり、首を傷めたり、打撲や捻挫をしてしまうことがあります。その場合、病院や整骨院で治療を受けることになりますが、一回通うたびに保険会社から医療費が上乗せされて得られます。つまり痛みが長引くほどお金が得られるのです。そういった場合痛みを手放さないほうがメリットがあるため、治りにくくなることがあります。
無意識の要因に気づく重要性
これらの心理的要因が、痛みの根本的な原因となっている場合、どんなに整体や運動をしても改善が難しいことがあります。長年痛みに悩まされている方は、自分自身が無意識にこれらのメリットを求めていないかを一度考えてみてください。そうした気づきが得られれば、痛みから解放される大きな一歩になるかもしれません。
当院での取り組み
当院では、身体的な治療だけでなく、心理的な要因にも目を向けた総合的なアプローチを行っています。お客様一人ひとりの痛みの背景にある原因を丁寧に探り、適切なケアをご提供します。もし、長年の痛みや不調にお悩みでしたら、ぜひ一度ご相談ください。一緒に痛みの真の原因を探し、健康で快適な生活を取り戻すお手伝いをさせていただきます。
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