〈お尻の付け根が痛む方へ-坐骨神経痛-〉

1年ぶりに来院された患者さんです。先々週から坐骨あたりの痛みが気になり始め、最初は鈍い痛みでしたが、おとついから急にズキッとした痛みに変わり心配になり来院されました。以前にも坐骨神経痛で受診されていたため、再発したのかと思いましたが、他の可能性も考慮し、再度検査と分析を行いました。

坐骨部の痛みの原因は主に4つあります。まず腰から出ている坐骨神経の痛みが考えられます。今の季節の変わり目の時期は気圧や気温が不安定で頭痛、関節痛、神経痛などの症状が出やすい時期でもあります。

次に、トリガーポイントと呼ばれる筋肉内の硬結が考えられます。筋肉内に老廃物の蓄積やコリの蓄積などがあると次第にトリガーポイントと呼ばれるものが現れます。これが出来てしまうと、離れた所に痛みを飛ばす性質があります。坐骨の当たりでしたら、殿筋のトリガーポイントが主な原因です。

3つ目はハムストリングの付着部の緊張によるものです。ハムストリングはもも裏の筋肉でスポーツなどで痛めることがあります。

最後に、坐骨部の滑液包の炎症(坐骨下滑液包炎)が考えられます。この部分に繰り返し刺激が加わると炎症が起きることがあります。

お客様の問題を見る際には、痛みの性質や場所、強さ、発生機序などを考慮し原因を特定します。そして、様々な検査を行い、原因を突き止めます。おそらくお客様の痛みは坐骨神経と考えられます。なぜかと言いますと、4つの可能性がある原因を一つ一つ消去法で消していきます。滑液包炎なら圧痛や腫れ、発赤など現れますし、ハムストリングの問題なら筋力テストをすれば痛みが誘発されます。これらは問題ありませんでした、残り坐骨神経痛とトリガーポイントですが、問診で鈍痛からズキっとした痛みと言っていたので、ズキっと電気が走るような痛みは神経痛の特徴ですし、SLRテストといって神経を引き延ばすと少し痛みが誘発されたので、この症状は坐骨神経痛と思われるというわけです。とりあえず、坐骨神経痛に効果のある施術を行った所、わりと反応が良かったので、しばらくこのやり方で様子を見ていこうと思います。

神経痛は放っておくととても治りずらくなっていくので、お尻の付け根に痛みがある方は早めに整体に相談してみてください。