〈頭痛薬が新たな頭痛を引き起こしている〉

『今週は薬を飲まなくても大丈夫でした!』と、2か月前から当院に通っている20代の女性患者さんが喜んでいます。彼女は長年頭痛に悩まされ、月に半分近くは頭痛薬を服用していました。しかし、諦めかけていた彼女が、偶然にも当院のチラシを見て、軽い気持ちで1回受診してみることにしました。問診の際に彼女が頭痛薬を多用していることを知り、その薬が新たな頭痛を引き起こしている可能性があることを説明しました。

私は、痛みに対する耐性が弱まる『易刺激性』という現象について話しました。つまり、薬を継続的に服用することで、従来の痛みに対する耐性が低下し、これまで耐えられていた頭痛でも強く感じるようになる可能性があるということです。同様に、シップを多用することも同じような効果をもたらします。腰痛に対してシップを頻繁に使用すると、わずかな痛みでも強く感じる傾向があります。彼女は即座に薬を止めるわけにはいかないかもしれませんが、徐々に減らしていくことを決意しました。

当院の施術では、頭痛の原因となっている頸椎や自律神経、肩周りの筋肉を調整することが中心です。そして、先日、彼女が整体治療を始めてから2か月後には、薬を使わなくても頭痛が軽減されたようです。

現在、頭痛は4人に1人が経験すると言われています。薬を長期間使用し続けることは、新たな頭痛を引き起こすだけでなく、胃や肝臓などの健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。ですから、できる限り薬を使わずに済む方法を模索したいと思います。