よく左右の足の長さが違うことを気にされている方がいます。以前来られた20代後半の女性の方は、以前通っていた整体院で『足の長さが違いますね。これは絶対治したほうがいいですよ』と言われたそうです。
これは結構難しい問題です。整体師によって考え方の違いもあるし、足を揃えたことでお客様の精神的安心感が良い影響を与える場合もあるからです。しかし、脚の左右差があっても健康な人もいれば、左右差がなくても不健康な人もいます。
足の左右差が生じる原因の一つは、足をよく組むことなどによって骨盤が歪むことですが、当院では外見上の歪みにはあまりこだわりません。なぜなら、外見上の歪みに過度に焦点を当てると、逆効果になることが多いからです。
では私はどこにこだわるかといいますと、それは動きの悪さであったり、周りの筋肉の働きです。
この2つがクリアになると自ずと真っ直ぐになるものです。もしもそれで真っ直ぐにならなければそれはそれで放っておいても害はないのです。
ということで、タイトルの『左右の足の長さが違う人は治したほうが良いのか?』という問題は身体に害がなければ無理に治さなくても良いが当院の考え方です。まぁ足はできるだけ組まない方がいいですけどね。